令和3年度以前知事記者会見

2024年8月23日(金)


知事発表項目(県内各地の現場視察及び県民との意見交換)、幹事社質問(県内大雨等による被害の状況及び県の対応、自民党総裁選、立憲民主党代表選)
一般質問(立憲民主党代表選への所感、自民党総裁選の論点への期待、
一般質問(リニア中央新幹線関連、鈴木知事の浜松医科大学理事の肩書)
一般質問(リニア中央新幹線関連、鈴木知事就任3か月の振り返り)

知事発表項目(県内各地の現場視察及び県民との意見交換)、幹事社質問(県内大雨等による被害の状況及び県の対応、自民党総裁選、立憲民主党代表選)

(知事)

それではよろしくお願いします。今日は私の方から、1点御報告がございます。県内各地の現場視察及び県民との意見交換についてでございます。知事に就任して約3か月の間、県議会6月定例会の他、全国知事会などの各種会議や催事への出席、国、関係団体の皆様との面談など精力的に公務を行ってまいりました。こうしたこともありまして、これまで地域に赴く機会が限られておりましたけれども、9月に入りましたら、私が県内各地に出向き、地域の重点取り組み、政策課題等を見聞きする移動知事室、県民の皆様から意見等を伺う知事広聴、その他、県内4地域において、知事と各市町長が意見交換を行う地域サミットを開催をいたします。時期につきましては、9月5日、12日開催の東部地域の移動知事室を皮切りに11月中旬までの間で取り組んでまいります。各取り組みの詳細は固まり次第、皆様にお知らせをいたします。これらの取り組みを通じ、地域の実情を把握し、課題解決の一助にするとともに市町長の皆様の御意見も丁寧に伺いながら、本県全体の均衡ある発展に繋げてまいります。

私からの発表は以上でございます。

 

(幹事社)

幹事社の中日新聞です。ただいまの知事発表について質問のある社はお願いします。

ではすみません、中日新聞から、この移動知事室、日程は決まっているものの具体的な場所はまだこれからという理解ですか。

 

(知事)

場所はそうですね、これからでございます。

 

(幹事社)

わかりました。ありがとうございます。

それでは幹事社からの質問に移ります。昨日の夕方から今日未明にかけてですね、静岡県内各所で激しい雨が降りました。県が把握している被害状況を教えてください。またこの間の県庁としての体制についても教えてください。

 

(知事)

はい。昨日、局地的な大雨の影響で、静岡市の駿河区、清水区などで住宅の浸水被害が数件発生いたしまして、現在、静岡市の方で現地調査を行っていると伺っております。情報が入り次第ですね、報道各社の皆様にも提供をしてまいります。県の方ではですね、昨日夕方から断続的に大雨警報がですね、発令(正しくは、「発表」)されたことから、危機管理部、それからの交通基盤部の他ですね、職員50名による情報収集体制で開始をいたしまして、ピーク時は、約、職員120名による警戒態勢に移行いたしまして、市町や関係機関と連携して警戒に当たってきたところでございます。

現在、日本の南海上には台風第10号が北上を続けておりまして、来週前半にはですね、日本列島に上陸する可能性があり、本県への影響が大変危惧をされます。今後、台風の接近に伴い、昨晩のような突然の激しい雨や風に見舞われる可能性がございますので、県民の皆様には今後の気象情報に留意をし、日頃の備えを今一度確認いただきますようお願いを申し上げます。

私からは以上でございます。

 

(幹事社)

ありがとうございます。話題が変わりまして、南海トラフ地震臨時情報についてお伺いします。先般、終了しましたけれども、そのときの終了の臨時会見で、この臨時情報のですね、実施のあり方について振り返りたいということでしたけれど、その後わかった県としての課題とかですね、あるいは市町から寄せられた意見等ありましたら教えてください。

 

(知事)

これこの前もですね、お話をしました通り、国の方でもですね、この情報の出し方等ですね、また社会的な影響等を調査検証を行うということでございますので、県としてもそれを注視をしていきたいと。そして県といたしましてもですね、今回の県民の皆様の行動や意識の変化について把握し、課題等を今後の施策に反映する必要がありますので、今日からですね、本日から、南海トラフ地震臨時情報に関する県民意識調査というものを、インターネットを通じて実施をすることとしております。回答期限は9月10日まででございまして、調査がまとまり、調査結果がまとまり次第ですね、また公表してまいりたいと存じます。また市町からの意見につきましてはですね、その後特にございませんので、それも併せて御報告申し上げます。

 

(幹事社)

ありがとうございます。そうするとこの県民意識調査は、これから、今リリースなりされているんですか。

 

(知事)

今日からですね、今日からもうスタートしてるということですね。

 

(幹事社)

はい、わかりました。ありがとうございます。一部でですね、あの観光業を中心にやっぱり経済の影響がですね、出たんではないかということで、県としてこういう事業者なりですね、経済への影響について試算なり調査するお考えというのはあるんでしょうか。

 

(知事)

これは今、産業部の方で、調査してるんですかね。

 

(当局)

そうですね。詳細の内容についてはまだ未定なんですけれども、今後検討させていただきます。

 

(幹事社)

わかりました。ありがとうございます。話題変わってですね、岸田首相が、国政の関連でお伺いします。岸田首相の総裁選不出馬を表明したことで、自民党総裁選の日程が決まりました。また前後して、立憲民主党代表選も日程決まっていろいろ動きが出ております。この与野党のですね、ダブル党首選について、論戦に期待することがあれば教えてください。

 

(知事)

そうですね、かなりあの経済政策ですね。デフレ脱却から経済成長をどうしていくかというような経済政策、対策、あるいは外交等ですね、数多くの論点がございますので、ぜひですね、出られる候補者の皆さんにはですね、そうした政策につきまして、政策重視でですね、前向きなですね、論戦をですね、展開をしていただければいいかなというふうに感じております。

 

(幹事社)

ありがとうございます。新しい政権が発足するとですね、今後、衆院解散総選挙を模索していくことになると思いますけど、この時期についてですね、知事の御見解があれば教えて、見立てで結構です。

 

(知事)

これ御存知のように、総理がですね、御判断をされるものでございますので、特に私からですね、申し上げることはございません。その状況等ですね、我々もしっかり注視をしていきたいと思います。

 

(幹事社)

ありがとうございました。

ただいまの幹事社質問に関連しての質問がある社はお願いします。




一般質問(立憲民主党代表選への所感、自民党総裁選の論点への期待、

(記者)

すいません、静岡朝日テレビと申します。

 

(知事)

よろしくお願いします。

 

(記者)

立憲民主党の代表選に関してなんですが、知事選の応援にも何度も入られていた野田元総理がですね、代表選の出馬に関しては熟慮するということを表明されております。野田元総理への期待ですとか、立憲民主党代表選への所感、教えてください。

 

(知事)

特に直接、野田さんに確認はしておりませんけれども、それなりのですね、覚悟はですね、あるんではないかなというふうに思います。ただ、いつも申しておりますように自分から積極的にいろいろ仕掛ける人間ではないので、環境が整えばですね、決断する可能性もあるんじゃないかなというふうに思いますし、ぜひ昔からの同志として、頑張っていただければなというふうに思います。

 

(記者)

代表選に関しての所感というのはいかがでしょうか。立憲民主党の。

 

(知事)

そうですね、今、自民党の方のですね、これからの首相を選ぶ、この総裁選にですね、多くの方が名乗りを挙げて、大変盛り上がっておりますので、ぜひ立憲民主党の方もですね、それ負けずに多くの方が立候補されてですね、論戦を繰り広げていただければいいかなというふうに思います。

 

(記者)

ありがとうございます。

 

(記者)

静岡新聞と申します。今の総裁選の関連で、たくさんの方の名前が取り上げられてる、取り沙汰されてる中で、本県の上川陽子衆院議員の名前も取り沙汰されていますが、まだ出馬するかどうかっていうのは、今、推薦人を集めている段階のようですけども、期待などはありますでしょうか。

 

(知事)

今回、総裁選に出てらっしゃる方、かなり個人的にはですね、御縁のある方がたくさんいらっしゃいますので、特に私の方から、特定の方に対して、申し上げるということはございませんので、それぞれ皆さんに頑張っていただきたいなというふうに思います。

 

(記者)

静岡新聞です。すいません、先ほど政策重視で前向きな議論をという話をされたと思うんですが、個別課題として、この総裁選の中で、ぜひ論戦してもらいたいテーマがありましたら、いくつか挙げていただけると。

 

(知事)

そうですね、やっぱり一番大きなのは経済施策ではないかなというふうに思います。これからちょうど日本がですね、ようやくデフレを脱却しつつある中で、一方で、まだなかなか国民の皆さんがですね、生活実感として豊かになってるというふうには、感じていらっしゃらないんで、この成長の好循環をですね、どう作り上げていくかということについてですね、しっかりそれぞれの皆さんの思いやですね、政策をですね伺ってみたいなというふうに思います。

 

(記者)

ありがとうございます。

 

(幹事社)

それでは幹事社質問以外の質問がある社はお願いします。




一般質問(リニア中央新幹線関連、鈴木知事の浜松医科大学理事の肩書)

(記者)

すいません、日本経済新聞と申します。リニア関連で1点お伺いしたいんですけれども、9月の3日火曜日の午前中に、山梨県に訪問されて、山梨の長崎知事と、山梨工区の視察が予定として控えているかと思うんですけれども、かねてより、その静岡県として、県境ボーリングに懸念を示されていて、先日JR東海、山梨と3者合意に至ったというのが、足元の状況かと思うんですけれども、今度の視察において、知事として確認したい部分、あるいは山梨の、あの長崎さんと、ぜひ直接の何て言うんですかね、話し合う機会になると思うので、何かこう話してみたいこと、共有したいことなどがあれば伺ってもよろしいでしょうか。

 

(知事)

はい。長崎さんとは、折に触れて意見交換をしておりますので、今回は、山梨県側のですね、現場を、今まではいろいろ情報を得たりですね、レクなどを受けてまいりましたけれども、直接自分でその現場を確認をするということとですね、特段大きな湧水の量は発生してないということですけども、その状況等もですね、自分の目で確認をするということと、JR東海さんのですね、リスク管理がどんなふうに進められているのか、そんなこともですね確認をしていきたいというふうに思います。

 

(記者)

ありがとうございます。あとすいません、先ほどのとちょっとかぶってしまって大変恐縮なんですけれども、自民党総裁選において、先日、岸田さんが不出馬表明の際の、あの知事の囲みでも、発言はあったかと思うんですけれども、自民党の新総裁に関して、リニア関連で何か期待したい部分などがあれば改めて、それぞれ候補者が固まりつつある中で、改めて伺ってもよろしいでしょうか。

 

(知事)

はい。おそらくどの方になられてもリニア推進という、今までのこの路線は堅持をせられるというふうに思いますし、私達としてはですね、JR東海と県、あるいは流域市町の皆さんとの間で、対話等も進めている中で、国としてしっかりですね、そこをある意味、国家プロジェクトというふうにおっしゃられていることもありまして、しっかり大所高所からですね、関与をしていただければというふうに期待をするところであります。

 

(記者)

すいません、中日新聞と申します。よろしくお願いします。

すみません、ちょっと話題変えてしまって恐縮なんですけれども、先日の会見でもあった静岡大学と浜松医科大学の統合再編のちょっと話について御質問させていただきます。鈴木知事、今年5月29日だったと思うんですけど、知事就任会見の際にですね、今後は直接的な関与者として関わることは難しいと。で、今月9日の会見の際にも、今、知事の立場がございますのでという形でおっしゃられていて、一方で浜松市長は、知事御退任された後に、昨年の5月にですね、浜松医科大学の新設された顧問の役職に就任されていて、当時各紙でそのまま統合再編サポートしていくという形で報じられていて、弊社の取材にも、尽力していきたいという形でお答えいただいておりまして、知事出馬会見でも役職などは整理していきたいという形でお話をされていて、ちょっと昨日浜医大に確認したところ、昨日時点ではまだ顧問としての籍は残っていらっしゃるという形で確認をいたしまして、この顧問というあの立場に関するちょっとお考えをお伺いできれば。

 

(知事)

そこら辺はまた、近々に整理をしていかなければいけないというふうに思いますし、先ほど、先日も申し上げました通り、知事という新たな職責につきましたので、知事としての立場で関わっていかなければいけませんので、市長時代、あるいはその後のですね、民間としてこのプロジェクトに関わってた時とはですね、大きくそこは異なるというふうに思います。

 

(記者)

ありがとうございます。知事に就任されて、必要に応じて助言をするといったような形で、あの当時からお話が出ていまして、知事就任されてからは特にそういった意味では活動は特にはされて。

 

(知事)

特にございません。はい。

 

(記者)

ありがとうございます。

今後、整理するという意味では、辞める方向で御検討されているっていうこと。

 

(知事)

そうですね、ちょっといろんな顧問等もですね、整理をしている段階なので、当然そこはこういう立場になりましたので、そのことも含めて整理をしていきたいというふうに思います。

 

(記者)

わかりました。ありがとうございます。




一般質問(リニア中央新幹線関連、鈴木知事就任3か月の振り返り)

(記者)

テレビ静岡です。よろしくお願いします。リニアについてなんですけれども、先ほどの話の中でも、山梨に行くという話がありましたけれども、ボーリングのですね、調査が今、山梨の県境、静岡県境まで316mまで来ているという話が昨日のモニタリング会議の中でもあったと思うんですけれども、今後、県境が近づいてくるというところで、県としての地元の意見集約というところを、どういうふうに今、考えられているかというところを。

 

(知事)

これは県境へ来るまでにですね、ちゃんと利水協等々のですね、意見を集約をして、了解を取っていくという必要がありますので、それは、今、関係者とですね、日時含めて詰めているところでございます。

 

(記者)

その徐々に近づいてきてはいるんですけど、そのスケジュール的なものですとかそういったものってありますか。

 

(知事)

これからでございますので、決まったことがあれば、またしっかり御報告をさせていただきたいと思います。

 

(記者)

知事としての、その形の中で、例えば、会議の中で集めて集約するのかですとか、文書でという形ですとか、そういった何かお考えみたいなものは。

 

(知事)

今のところまだ、そこまでのことはございませんけれども、いずれにしましても、ちゃんと利水協さんのですね、会員の皆さんの確認というものは、とっていかなければいけませんので、何らかの形でしっかり確認は取っていきたいと思います。

 

(記者)

すいません、読売新聞と申します。話題変わってしまって恐縮なんですけれども、先ほどの冒頭の知事の意見交換会、これから開催されていくというところでおっしゃってましたが、まもなく後の鈴木知事が就任されてから3か月が経つかと思います。これまでの3か月の振り返りを伺いしたくて、現状として何かを既に手応えを感じていらっしゃることですとか、あの課題に感じていることがあれば、特にお伺いしたいと思います。

 

(知事)

そうですね、この間はもう本当に全力で県政に取り組んでまいりまして、本当に気がついたら3か月という状況でございますので、今後、総合計画等も策定をしていく中で、長期的な戦略等もですね、しっかり立てていきたいと思います。

この間、県の職員の皆さんとのですね、しっかり心合わせもできつつあるなというふうに感じておりますので、今後、しっかり県をあげてですね、各種課題に前向きに取り組んで、県政の発展に尽くしてまいりたいというふうに思っております。

 

(記者)

特にこの3か月で強く感じられてる課題とかは、まだ現状としてはないですかね。

 

(知事)

はい?

 

(記者)

特に何か強く、ここは取り組んでいきたいなと思っている課題は。

 

(知事)

それはもう所信表明等で申し上げました、私が重点的に取り組んでいきたい政策等がございますので、それをこれから県政の中でですね、実現をしていくということでございます。

 

(幹事社)

よろしければ、以上で記者会見を終わります。ありがとうございました。

 

(知事)

どうもありがとうございました。